学童塾では、毎日始めにマス計算や虫食い計算、ピラミッド計算などを頭の体操も兼ねて行っています。マス計算の目標は2分以内。その他の計算もできるだけ前回より速いタイムでできるように頑張っています。難しい問題を時間をかけて粘り強く頑張ることも必要ですが、今の自分にとって目標をクリアできそうな問題を繰り返し行い、自信をつけていくことも大事です。そのどちらも経験できる機会を持てるようにしています。
子供達はみんな、向上心を持っています。それにどうやって火をつけるかを考えるのが楽しくもあり難しくもあります。今、学童塾の子供達は、24人の仲間が時には仲良く遊び学び合い、時には良きライバルになり競争する、いい関係になっています。また、毎日の計算問題では、目標をクリアし自信をつけた子は、「もっとむずかしくしてください」とメッセージを書いてくれます。なかには、「○○ちゃんよりもむずかしくしてください」と書く子もいて、お互い切磋琢磨しているのだと嬉しくなります。計算問題以外にも、珠算暗算検定の級を友達と競っている姿も見られます。自分との闘い、ライバルとの競争、どちらにしても『挑戦してみよう』という気持ちを持つことが大事なので、これからも子供達のもっと上に行きたいという向上心にいかに火をつけられるか考えていきます
とはいえ、学童塾で過ごす時間は一日のうちのほんの2~3時間です。学校や家庭で過ごす時間の方が圧倒的に長いです。子供達は、家庭、小学校、学童塾に加え習い事など、様々な場面でそれぞれの自分を表現しながら頑張っているのだろうな、と感心します。
場所は違えども、『くすの木学童塾の掟』に書かれていることはどんな場面でもいつの時代でも大切にして欲しいことです。そして、学童塾で特に大切にしているのは『挑戦すること』と『努力すること』です。子供達が本領発揮できるには、安心して過ごせる場所や、心を許せる友達や大人の存在が不可欠です。子供達は、(大人も同様ですが)精神的にいつも安定し、絶好調!というわけではありません。体調を崩すこともありますしちょっとしたトラブルで気が病んでしまう事もあるでしょう。学童塾は、そんな時にこそ安心できる場所でありたいと思っています。そして、自信をもって自分で乗り越えていく力をつけていって欲しいです。
これからの人生、山あり谷ありです。小さな失敗や悔しい経験を沢山して、それを糧に成長してくれると信じています。子供達の可能性を本気で信じ、叱咤激励し続けていきます。もちろん、ご家庭でも同様に背中を押し続けてください。成長したくない子供なんて、一人もいませんからね!




