くすの木幼稚園 副園長 関 恵子
この春、新しくご入園いただいた皆様には、このページは「はじめまして」ですね。今年度もこの『迷子の子育て』を担当させていただくのは、森の木幼稚園の奈々子先生と、くすの木幼稚園の関です。…とは言え、奈々子先生も私も、両園に関わっておりますので、園に関係なくお声掛けいただければ…と思っています。それぞれに三人の子育てをしてきた私達の記憶を辿りながら、『今』子育てを頑張っている保護者の方の励みや、勇気や、癒しになる経験や話題を提供したい…との想いで綴っています。共感したり笑ったりしていただけたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願いします。
さて、先日、友人が『おばあちゃん』になりました。娘さんのことは生まれた時から知っていて、東京に嫁いだその娘さんが里帰り出産をすると言うので、無事出産の後、友人宅へ赤ちゃんを抱っこさせてもらいに行ってきました。可愛い!幸せいっぱいの『お母さん』も可愛らしい!その姿を見ている友人も幸せそう!!…赤ちゃんは周りを幸せにしてくれるなぁ…としみじみと思った瞬間でした。
でも、色々と話をしていると、娘さんの不安もわかってきました。もともと東京で生活していたわけではなく、結婚と同時に東京へ。すぐに妊娠、里帰りをして出産。…友人もいなければ、知り合いと呼べる人もほとんどいない。この状況で子育てをするのが不安で心細い…。そんなお話しでした。そばで話を聞いている友人に「しばらく向こうに行くと?」と尋ねると「いや、行かんよ、こっちのこともあるし」そりゃそうか、家族もいるし仕事もあるもんな~…。「大丈夫よ、ご主人めっちゃ良い人やし、そのご家族も本当に良い方々なんよ!それにさ、子育てしよったらその子を通して友達できたりするやん?」そう言う友人は笑顔で、でも、その友人を見つめる娘さんは、なんとなく不安そう…。
ふと、自分の時を思い出しました。私も、東京とまでは言いませんが、生まれ育った場所は少々遠く、ここはあまりなじみのない場所でした。友人も近くにはいない。ただ、主人の実家は近く、義母は人の良い方で、また、歳の近い義妹もいて、そのお子さんも長女と歳が近く、とても良くしていただいていました。でも、ふと淋しくなる。ベビーカーを押しながら散歩に出ても、誰かとお喋りするわけでもなく、長女に話しかけることはあっても、当然会話はできない。公園に行っても積極的に誰かに話しかけることもできず、いたたまれなくなって帰ってくる。積極的に行動できないので、当然、児童館のようなところにも足は向かない。主人が帰ってくるまで誰とも会話をしない…そんな日がたくさんありました。
友人の娘さんは、きっと私ほどはないと思いましたが、それでも不安な気持ちはよくわかりました。一人で大丈夫かな…。誰か相談できる人いるかな…。友達できるかな…。そんな気持ちがぐるぐると回っていたようでした。
…保護者の皆様。もし、この友人の娘さんのように一人で悩んでいたり、不安を感じていたり、誰かとお喋りしたいな…と思っていたり、親子でどこか出かけるところを探していたり…している方がいらっしゃいましたら、どうぞご遠慮なく私達にお声掛けください。幼稚園にお越しください。パピーカフェでお過ごしください…!
一人で悩まないでくださいね。お母様方の力になりたい。お母様方にエールを送りたい。一人ぼっちじゃないんだと安心してもらいたい…。白水学園には、心からそう思っている『お母さん先生』がたくさんいます。保健師さんや看護師さんもいます。今年度も、たくさんたくさんお話ししましょう。もちろん、お父様も大歓迎ですよ♪
あ、その後、友人の娘さんは順調に『ママ友』ができたとのことでした。そのきっかけは、定期検診やバス待ちでの出会いなどちょっとしたことだったようです。友人が本当に嬉しそうに話してくれました。笑顔の裏の母の気持ち…やっぱり心配だったんですよね!
私達も保護者の皆様に笑顔になっていただけると、とっても嬉しいです…!!



