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くすの木学童塾 ゲーム、スマホの弊害

 一年生の保護者の皆様には、お忙しい中、個人懇談の時間を作っていただきありがとうございました。緊張しながら登塾を始めた4月に比べて、子ども達は競争心も出てきて、少しずつ自信もついてきたようです。同時にリラックスした表情も見られるようになり、嬉しく思います。懇談では、学童塾では見られない、家庭での様子を伺うことができました。すでに朝の勉強の習慣がついている子もいて、ご家庭の意識の高さを感じています。

 

 また、学童塾では、素直に私の話を聞いてくれる子ども達ですが、家ではなかなか一筋縄にはいかないと言う話もたくさん出てきました。しかしそれは、子育てをしていると永遠につきない悩みだと思います。私も我が子には言うことを聞かせられないことが多々ありました。何度も、通報されるのでないかと言うくらい𠮟り飛ばしてきました(笑)。

『うちのやり方』は、他の家とは違っていいのです。『よそはよそ、うちはうち』です。お母さんお父さんが決めたことは貫いて下さい。その時に、どんなバトルになろうとも許さないものは許さないという気概が大事です。私たち親には、子どもが社会に出るまでに教えなければいけないことがたくさんあって、その責任があります。全ては子どもの幸せな未来のため。それはゆるぎないものですよね。今はまだ、言うことを聞かせられる時期です。頑張りましょう!

 

懇談の中でも話に上がったのですが、今、一番気になるのは『ゲーム・スマホ』についてです。

 

『スマホやSNSの利用と学力の関係は明らかになってきました。これらを使えば使うほど学力は下がります。

家で全く勉強していない子ども達のグループがあります。スマホをいじらない子はある程度の点が取れるのですが、その先、使い始めると睡眠時間は一緒でも、そこから点が下がっていきます。要はスマホを使ったことによって、脳の中の学習した記憶が消えるということです。』

 

これは、「脳トレ」で有名な川島隆太氏が7万人の子ども達を追跡調査したデータによるものです。学童塾の子ども達にも、「勉強したことを忘れてしまうんだよ」という話をしました。みんな、三十分や一時間と決めて守っていると言っていましたが…。ここで言われているスマホはゲームもできますのでもちろんゲームも同様です。まだ低学年ですので、SNSで友達とのやり取りはないと思いますが、その楽しさを知ると、抜け出すことは困難になります。まだ、善悪の判断や制御ができない子どものうちにスマホを渡すことは危険です。持たせる時期は家庭でじっくり考える必要があります。

 私達が子どもの頃は、「暇だな~何しようかな~」と考えることがよくあったと思います。草花をつぶして遊んだり、虫を観察したり、高いところに上ってボ~っと空を眺めていたり…。何もないところから遊びを考えていました。ゲームは、瞬間的に判断を繰り返しているので、脳は考える活動をしていないどころか、低下しているそうです。逆にゲームを全くしない子どもは常に考えながら遊んでいるので、脳の活動は低下しないそうです。ゲームを全否定するつもりはありませんが、弊害を十分考えた上で時間を決めてさせるようにして下さい。自分の頭で考えることができない子どもになって欲しくない!

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