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くすの木学童塾 いろはにこんぺいとう♪

♪いろはにこんぺいとう こんぺいとうはあまい あまいはさとう…

というわらべ歌を聞いたことがあると思います。昔は、ゴム飛びの時に歌っていたようですが、最近学童塾の中でちょっとしたブーム?になっています。連想ゲームとして歌詞が進んでいくのですが、最後は    

♪…でんきはひかる ひかるはおやじのはげあたま

と、しめくくられます。それが小学生にはツボのようで、子供たち全員で連想ゲームをして遊んでいます。お父さんお母さん世代には「マジカルバナナ♪」として馴染みがあるのではないでしょうか?

子供達とあーでもないこーでもないと、楽しみながらゲームをしているのですが、実は意図があります。それは、ここ最近の子供達の語彙の少なさを実感しているからです。読書が好きな子も沢山いるのですが、読まない子は本当に文章に不慣れで、文章問題も読み解くのにとても時間が掛かっています。他にも「たくさん集めてみよう!」というゲームで、お題に沿って言葉を書き出したり、「あいうえお作文」を作ったりもしています。             

 語彙力の少ない子は、文章の文節がどこなのか分からず、意味が理解できないことが多いです。学校の宿題で音読をしていると思いますので、文節や言葉の区切りがきちんと分かっているかに注目して聞いてみてくださいね。先日も、一年生の国語の問題で文の中に「ゆうだち」という言葉が出てきました。そして、「どんな天気でしたか」という問いに対して、「晴れ」なのか「くもり」なのか「雨」なのか、ほとんどの子が分からなかったのです。自分が興味のあるものに対しては、教えなくても覚えてきますが、知っていて欲しい日常の言葉を知らない子が増えています。語彙を増やすには「しりとり」も効果的だそうです。ちょっとした時間に「しりとり」をしてみてはいかがでしょうか?

 

学童塾の掟の中に、「自分で考えて自分でやってみます」とあります。取捨選択や試行錯誤をして自分で考える為には、「知識」が必要です。しかし、無理やり言葉を教えても身につくものではありません。好きな、興味のあるものからでいいので「触れる」機会を作って欲しいです。簡単に耳や目に入ってくる情報よりも、自分から獲得していく言葉の方がより頭に入ります。ぜひ、親子で図書館へ行って好きなものを探してみてくださいね。

小学生になったら、そろそろ長いお話の本も読んで欲しいですね。しかし、本を読まない子は、すぐに飽きてしまうので、図鑑でもいいのです。本は、読んでいるだけで色々な世界へ連れて行ってくれます。過去にも未来にも、世界の国々へも宇宙へも…。想像力がどんどん広がりますね。そして、好きなものや将来の夢を見つけて行くのではないかと思います。言葉を知って楽しく使って身につけていって欲しいです。

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