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もみの木幼稚園 読書の秋(鷹取)

雨が降る度に段々寒くなってきました。

皆様も体調にはお気をつけください。

さて、この連休は読書の秋ということで

ゆっくりと本を読んでいます。

今回紹介する本は

 

執行草舟さんの『生くる』です。

ページ数も多く、しばらく手つかずの状態だったのですが、

「もっと早く読んでおけば良かった…」

と思えるほど、興味を持った本でした。

幸せに生きるための方法論が書かれた本などは、よくあるのですが、

この本は時代が変わっても変わることのない人としての生き方を

書かれてあるような気がしました。

その中でも、「恩」についての内容はハッとさせられました。

 その本の一部をご紹介します。

 

「感謝はしっぱなしでもよいが、恩は返さなければならない。

この違いが、感謝を好み、恩を嫌う現代人を生み出したと

私は推察する。

古人は「恩を知らねば人に非ず」と喝破していた。

恩を知れば人として生き、

恩を知らねば人としての人生はない。

恩に始まり、恩に終わる。

それを人生と呼ぶのだ。そう私は思っている。」

 

これを読んで、感謝で終わっていた

自分の人生を反省するばかりです…

 

感謝の気持ちを他者に送り返すことで「恩」になる。

この本には、そのような人として大事なことが書かれていました。

急に話は飛びますが、

昔話の「鶴の恩返し」を始め、

昔話には恩返しの話がいっぱいあったような気がします。

幸せに生きるって、このような大事なことを

コツコツと誠実に行動していくことなのではないかと改めて感じました。

 

本を読んで、学んだ気になってもダメであり、

ましてや、自分ができていないのに人に話しても

それは薄っぺらい言葉になる。

この本を読んで、全く行動できていない自分が恥ずかしくなり、

一つでも行動していきたいと思った連休でした!

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