先日、母の誕生日に食事に連れて行きました。
食事に連れて行くなど一度もなかったのですが
今まで親孝行と言えることもしていないので
たまにはと思い、行ってきました。
場所は、私が小学生の頃、
父が連れて行ってくれた
鰻屋さんです。
最後に行ったのは私が卒業式の日だったので
30年前になります。
お店の場所も変わり、
お店の方も変わられたのだろうと思っていました。
お店で美味しい鰻を頂き
帰ろうとした時に
そのお店の方から
「今日はご主人(父)は来られなかったのですか」
と聞かれてビックリしました。
常連でもなく
年に一回くらいしか行っていなかったのに
覚えて頂いていることが嬉しかったです。
父は12年前に他界したことを伝えると
とても悲しそうにされていました。
鰻の味も私が子どもの頃行った時と、変わっていない気がしました。
鰻一筋でやって来られ
そこにくるお客さんも覚えておられる、
そのようなご主人を見て
本当の職人とはこのような方を言うのだと
感じた一日でした。