BLOG

子育て Vol.85『反面教師にしてください。』

くすの木幼稚園  副園長 関 恵子

 先日、大変嬉しいメールをいただきました。それは、卒園児さんのお母様からのメール。数年前に掲載した、この迷子の子育ての内容が役に立った…そんなお話しでした。私が書いていた内容は長女の小学1年生の頃のお話しで、もう20年ほど前の出来事についてのお話しでしたが、子育てに時代は関係ない!?笑…お役に立てたことも、卒園した今でも毎月読んでいただいていることも、大変嬉しかったです。

 私は、お世辞にも『良き母』と呼べる母ではなく、いつもいつも怒ってばかりの(怒鳴ってばかりの…)母でした。そんな自分が好きなはずもなく、明日こそは怒らないお母さんになろう…今日こそは優しく声をかけよう…そんなことを心に誓ってはみるものの、結局行動は伴わず、娘達の寝顔にごめんねと懺悔をする毎日でした。

 何事も『初めて』を持ってくる長女。熱性けいれん等の病気系は、この子を通して学びました。また、友達とのトラブルも一通り経験しました。就学に伴う不安や心配事、進学、受験、いろんな初めてをこの子に教えてもらいました。そういえば…。「ゲーム禁止!」を謳っていた我が家では、当然ゲーム機を買い与えることをしませんでした。しかし。これがトラブルを招いた…。小学1年生の頃、学校で友達の間でいつもゲームの話になり、一人その話題についていけなかったことがイヤだったのか辛かったのか淋しかったのか、そこは定かではありませんが、友達の一人が「うちにゲーム機二台あるよ」と言いだし、「いいな~」「いいよ、あげる、持ってくるね」ってな感じで、高額なゲーム機をもらって帰ってきた…なんてことがありました(え~!?ですよ…)。もらってきたその日、さすがにマズイと思っていたのか長女は何も言わなかったので私は全く知りませんでした。そして、何日か後、その友達のお母さんから連絡があり発覚!…怒っていらっしゃる(当然ですよね…)お母様に電話で平謝りし、娘を連れて菓子折りを持って謝罪と返却に伺いました。…でも、長女に「謝りに行くよ」と声を掛けたら「頂戴って言ったわけじゃないもん、向こうが勝手にあげるって言ったっちゃもん!」と、謝ることに納得しない。娘の言い分だけを聞いていると、そうだよねと言いたくなる笑。…でも、果たしてそれは真実なのか…? その友達の言い分は「持ってきてって言われたもん!」かもしれない。…子供の言っていることなので本当のところはわからない。親としては我が子の言い分を信じたいのですが、その場に居合わせていないのだから真実はわからないのです。だとしたら、目の前にある現実に向き合って、どうすることが良いのかを考えなければいけないのだと思います。謝らなきゃいけないんだよ、お家の人がお友達のために買ってくれたものを簡単にもらっちゃいけないんだよ、もらうことが良いことなのかダメなことなのか考えてみようか、そんな話をして言い聞かせました。あれが、私にとって、『初めて』になる大きなトラブルの経験だったと思います。
 …で、食の細い次女とは、毎日毎日闘いました。一日三度の食事はただただ憂鬱で、幼稚園に行く日は一食だけでも対応しなくて良いことに救われるものの、それでも毎日毎日朝起きた瞬間に「今夜は何作ろう…なんだったら食べてくれるだろう…」と考える日々でした。加えて…。この次女。相当なトラブルメーカー!!…何度学校からお呼び出しをいただいたことか…。
 甘ったれの三女は…。イヤ、ハイ、私が甘やかしただけですが…。末っ子はなぜか癒しの存在で、上の二人が見ていないところで「ちょっと充電させて」なんて言いながらハグしたり、鬼のようの形相で「食べなさい!」と次女に迫っていた食事も三女には穏やかに声をかけたり…。(結果、この末娘、間違いなく根性はありません…)

 ただ、今になって思うことは、私のダメダメな子育ての実績があるからこそ、目の前にいる保護者の方々の様々な悩みに共感することができる…大丈夫、私なんかもっとできてませんでしたから!とエールを送ることができる…過保護は大敵だとか、自分の失敗を山のように話すことができる…!ということ。

 先日の『お話しROOM』の際に、保護者の方に「気持ちが軽くなりました!」と仰っていただきました。何より嬉しい言葉です。山のようにある私のダメダメ話。私の失敗だらけの子育ての経験は、保護者の皆様に元気になっていただくためのものだったのです笑。いつでもお声掛けください。お話ししましょう。気の利いたアドバイスはできませんが、私を反面教師にしていただければ、毎日の子育てがちょっと気楽になる…かもです!

NEW

ホームへ戻る >
子育て支援カフェ白水学園リクルート