今日はくすの木学童塾担任 奈々子先生のコラムからです
「小学生になったらすぐに泣くんじゃない、痛いのは我慢できる!」
我が子にも、学童の子ども達にも言い続けていることです。
小学生になると、幼稚園の子どものようにいつまでも泣きじゃくる事は少なくなってきますが、
やはりすぐに涙が出そうになる子もいます。
私がいつも簡単に泣くんじゃない、と言い続けているので、
学童の子ども達はよく分かっています。
でも、私もそこまで鬼ではありません。
「じゃあ、泣いていい時ってどんな時?」
『鼻を打った時!』
そうなんです。鼻を打つと泣きたくなくても涙が出る…。
それはだけは学童で許されているので一番に出てきました(笑)
他にはどんな時があるか、意見を出し合ってみると、
『大切な人とお別れしなければいけない時』
『感動した時』
というのが出てきました。
子ども達は自分の実体験をもとに、どんな時に涙が出てしまったのか思い返してみたのでしょう。
発表会で見た、「大人の涙」も忘れられないようでした。
泣きたい時、泣いてしまう時、誰でもあります。止められない時もあります。
ただ、私が子ども達に伝えたかったことは、「歯を食いしばって我慢をする」ということ。
転んで痛くて、すぐに涙が出そうになってもなんとか我慢してみる。
グ~ッと歯を食いしばれば、大抵の痛みは我慢できます。
「泣かないこと」以外にも我慢をしなければいけないことはたくさんあります。
毎日、何かしらの小さな我慢を繰り返し、自分をコントロールできるようになっていくと思います。
今、問題になっている、すぐに「キレる」という行動も自制心が育っていない証拠です。
最近の色々な事件を挙げて、我慢ができていれば防げたのではないかみんなで話してみました。
大人になってから我慢ができなかった、では遅いのです。
小さい頃からの小さな我慢。「泣かないこと」を通して覚えていって欲しいです。
とはいえ、テレビを観ていてもみんなよく泣きますね。
特にスポーツ選手の涙は、以前より多くなってきたように思えます。
中には、色々な思いの詰まった感動の涙、計り知れないほどの悔し涙…、美しい涙もたくさんあります。
ただ、小学生の頃から野球好きの私にとっては、最近のプロ野球選手は泣き過ぎだと思います。
(プロ野球関係者がいらっしゃったらすみません…)
昔はそんなに泣いていなかったように思います。
でも、野球が大好きだからこそ、自分がうまくいかなかったとか悔しいとかで
簡単にグラウンドで泣いて欲しくないのです。
男の子の憧れのスポーツ選手がすぐに泣くのは、どうなの?(個人的意見、度々すみません…)
優しい男の子が多くなってきた現代。でもやっぱり「男は泣くな!」と言って育てていきたいものです。

追伸
少し視点は違いますが、うちの主人は映画を見ては、本を読んでは、ライブに行っては、泣き・・・
先生達が泣いていたら、もらい泣き・・・
滅多に涙を見せなかった主人ですが、年を取ると涙もろくなるんだな〜思っています(笑)