理事長BLOG

たけしのつぶやき 姉の23回忌

生きていれば53歳

式を挙げて、一週間後に新婚旅行の予定

「少しお腹が痛いので、念の為に病院に行って来る」

その言葉を残し、夕刻医師から緊急電話

「余命3ヶ月です」

そこから半年頑張ったけど、だめだった。

治る見込みがほとんどない看病はつらく

告知も一般的ではない時代、病名は言わなかったけど

最後は、わかっていたと思う

そこから僕の人生も激変

ホテルを辞め、幼稚園を何の覚悟もないまま継ぐ

失敗と悔しさの連続

そんな時に「姉がいたらどうなっていたかなあ」

とふと考える時もあった

きっと、当時の僕の短絡的な考えを制してくれていたと思う

そして、苦しい時に「姉の分まで頑張ろう」という気持ちがあるのは確か

今日もお坊さんが言っていた

「故人のことを振り返ることが大切である」と

我が子3人は姉のことを直接は知らないが、

「お父さんはお姉さんがおったちゃろ」と3人とも物心がついた時に聞いてきた

その度に、姉の事を我が子に語っていた。しかも自慢げに。

そして、今でも想うこと

『姉ちゃん俺はまだまだ頑張るぜ。見守ってくれよ』と!

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