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子育て Vol.57『思春期の想定?』

くすの木幼稚園  副園長 関 恵子

 「迷子の子育て、楽しく読んでいます。関先生でもこんなことあったんだと思うと励みになります」時々、こんな嬉しい言葉をいただくことがあります。…私の子育ては、失敗だらけ、反省だらけです。読んでいただきながら「困ってるの私だけじゃないんだ」「あ、私の方がマシかも笑」そんなことを思ったり、笑ったりしていただけたら…反面教師にしてもらえたら…嬉しいです。ただ、元来テキトーの私は、都合の悪いことやマズいことをすぐに忘れます。…ので。昔の園だよりでお話した内容や、昔のブログを自ら読み返して「あ~、あった、あったこんなこと」とその時の出来事や心情を思い出しています笑。…お暇があれば(『お母さん』に暇なんてないですが!)、昔のくすの木ブログ(週末)をお目通しください。しょうもない話ばかりですが、目の前の我が子と対峙し、ボヤキまくっている当時の私を笑っていただけることと思います…!

 さて、今回は、そのブログからです。2014年11月…当時は、思春期真っ只中の長女と衝突してばかり。悶々絶頂期の内容です…!

その扱いに閉口している、相変わらず反抗期真っ只中の長女。
そりゃあ、私にだって反抗期はあったけれど、
ここまでなかったよ、
そう思います。
思春期真っ只中は、
確かに
口を利きたくないとか、
早く家を出ていきたいとか、
アタマの中でそんなことを考えていたけれど、
行動や言動は、
アナタよりは、
もう少し、
もう少し、
マシだったと思う…。
◇  ◇  ◇
◆自分の機嫌がイイ時だけ饒舌にならないでくれる?
普段は話しかけてもロクに返事もしないのに。
◆ソレは食卓のテーブルであってアナタの勉強机じゃないんだけど!
「ごめんけど勉強道具片付けて、ご飯の用意するけん」って、
なんで私が謝ってしまうとかいな!?
◆「ドコ行っとったと?」
「なんでイチイチ言わないかんと」
イヤ、聞いたらいかんと!?
会話の一つやん、別に根掘り葉掘り問い詰めよるわけじゃナシ!
◆「ご飯が多いとって、時間がないけん少なくしてって言いよるやん」
じゃあ、コッソリ食べてるお菓子は何だよ…。
ご飯をしっかり食べてほしいって親が思うの普通だよ!
◆「ほら、こんなところ(食卓の椅子)で寝るくらいならベッドに行きなさいって」
「…まだ勉強終わってないもん」
「でも、寝とるやん、眠いならベッドに行けばいいやない」
「しょっちゅうソファで寝よるお母さんに言われたくないし!」
…ソファで寝落ち…主婦アルアルと思うっちゃけど…

…他にも、サスガに人様に話せない出来事もあるわけで☆
◇  ◇  ◇
以前はもう少し和やかに話してもくれたし、
手伝ってもくれたし、
助けてもくれたんだけどなぁ…。
あぁ、もう、投げだしたい…。

 当時は、長女の反抗期に閉口し、暗~いブログをしょっちゅう書いていました。そんな私を心配してか、よく保護者の方がお声掛けくださいました。時にはお婆様。その方はお孫さんのお迎えによく来てくださっていました。「先生、もう少しの辛抱よ。反抗期は必ず落ち着くから。頑張って」…泣きそうでした…というか、泣いちゃいました。また、別の日には若いお母様。「先生、長女さん普通普通!私もしよった~!作ってもらったご飯を食べんこととかしょっちゅうあったもん笑」励ましてくださるその優しさに、憂鬱だった気持ちは吹き飛びました。ただただありがたく、嬉しかったです。こんなお声掛けをいただく度に、「一人じゃないんだ」「みんな同じなんだ」そう思うことができました。そんな優しさや温かさに恵まれていたから、悩みを笑いに変えることができていたのだと思います。
 …自分一人で抱え込まないこと。これはとても大切で、とても重要なことです。保護者の皆様、子育てで悩むこと、気になること、辛いなと感じること、不安に思うこと…いいえ、子育てに限らず、心に何かつっかえることがあったら…いつでもお話しください! 相談なんて仰々しくなくてももちろん良いのです。おしゃべりするだけで気が晴れるかも…! お母さん、一人じゃありません。いつでも私達がいます。いつでもお待ちしています。一緒に子育て頑張りましょう!!

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