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子育て Vol.26『お母さんも自分の時間を!…自粛生活お疲れ様でした』

森の木幼稚園・くすの木学童塾 白水 奈々子
 

長い自粛生活から、徐々に日常を取り戻せるという『光』が射してきました。家から出られない間は、お母様方、本当にお疲れ様でした。

 先月、関先生も書かれてありましたが、家の中でずっと子ども達と過ごしてあったお母様方は、私達よりも数倍大変であったと思います。しかし、分散登園でお話を伺うと、辛い顔一つ見せずに「意外ときょうだいでよく遊んでくれました」とか「親子でしっかり向き合えていい関係が築けました」とか、にこやかに答えてくださいました。お母様方、素晴らしい…。きっとそんな風にプラスに考えることができるご家庭のお子さんは、イキイキと毎日を過ごしていたことでしょう。

 しかも、入園式や幼稚園が始まったことへの感謝の言葉もたくさんいただきました。やっぱり素晴らしい…。こちらこそ、子育てを頑張っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです!

 コロナ禍の巣ごもり生活、延長延長でなかなか『光』が射さない中、本当はお母様方も心の中で「はぁぁぁぁぁあ~」と、ため息が出る毎日だったと思います。家の中でそんなに動かなくても、腹時計はきちんと時を刻みます。外食もできないので、気づけば、ご飯を作って洗い物をしての繰り返し…。子どもの遊び相手、小学生以上のお子さんがいるご家庭は、勉強も見てあげないといけない。いくらカワイイ我が子でも、ず~っと一緒にいるのはストレスだったことでしょう。

 私も、専業主婦の頃のことを思い出しました。長女の出産前に仕事をやめ、専業主婦になりました。1年半後に長男を出産し、5年間ほど子育てに専念していました。子どものスイミングに行ったり、友達と遊ばせたりできたので、このコロナ禍の今とは比べものにはなりませんが。

それでも、ずっと子ども達だけとの生活、今は笑って話すことができますが、当時は辛かった…。

今から20年以上前ですので、携帯も持っていなくて、もちろん今みたいにLINEで話すこともできません。通信手段は電話かパソコンのメールしかない時代でした。電話の音で昼寝しているところを起こしたら悪いな…と思うと電話も掛けられず、ただただ我が子と向き合うのみ。気づけば日中、子ども以外誰とも話してなかった…という日も多々ありました。

 というのも、我が家の長女が凄かったからです。「世界中にお母さん一人いればイイ!」というくらい、私から離れない子でした。離れようとすると尋常じゃない声で泣き叫ぶ、暴れる。弟が生まれたらそれもパワーアップし、私の頭の中は、「どうやったらこの子と離れられるか」そればかり考えていました。家の中ですら、私にべったりで離れません(もちろんトイレにも付いてきます)。私はお友達と遊ばせたいのに、長女は「お母さんがいればそれでイイ」ので、出たがらない、出掛けようとすると泣き叫ぶ…。「今日は雨で出られないと思おう」と何度自分に言い聞かせたことか分かりません。冷たく当たったり、泣き叫んでうるさいので手を上げてしまったりして、今思えば、本当にかわいそうだったなと思います。でも、そうすることしかできなかったのは、やっぱり子どもとずっと一緒にいることのストレスだったのでしょう。

 そんなストレスの中の自粛生活、前向きに乗り越えられてきたお母様方には、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。この状況を受け止め、子どもにも理解させ、そして楽しむことができるって素晴らしいことですね。

 さあ、幼稚園も始まります。子ども達の体調に合わせて、少しずつではありますが、この2ヶ月を取り戻せる楽しい時間を作っていきます!お母様方もこれから、お子さんが幼稚園に行っている間は、どうぞちょっとだけ自分の時間を楽しんでくださいね。

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