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くすの木学童塾 好奇心の芽を摘まないように

「知りたい!」「やってみたい!」そんな好奇心が旺盛なのが子どもです。特に、やってはいけないと言われていることほど、してみたい衝動に駆られていた子どもの頃…私もありました。親に見つからないようにコッソリやってみた経験の中で、危ないことを知ったり学んだり、そんな幼少期でした。そして、叱られたこともたくさんありました。しかし、最近の子ども達を見ているとそれをあまり感じません。『挑戦してみよう!』などという、大袈裟な事ではなく小さな好奇心です。時には、ちょっとした冒険をしている気分になったり…という感覚です。

 反対に、正義感の強い子、決められたことはちゃんとこなせる子は多いと思います。『くすっ子』や『学童塾の掟』でも教えていますので、身についているのは嬉しいことです。でも、子どもの頃にしか味わえないワクワク、ヒヤヒヤする感覚をもっと経験して欲しいと思います。そんな経験は、このコロナの状況で思うように活動できず難しいかとも思いますが、ゲームをしたり、動画を見たりすることだけでは決して体感できない感覚だと思います。私が子どもの頃は、今のようなゲームはありませんでした。ゲームで育っていない上に、我が子にもさせなかったので、面白さが分からないと言えばそれまでなのですが、やはり、実際に触れたりすることで五感を使って感じて欲しいと思うのです。コッソリ上った屋根の上から見た景色、近所のおじさんに怒られた怒鳴り声、そして走って逃げて心臓がバクバだったこと。虫を触った感覚や臭い…思い起こしてみるとそんな思い出がたくさんあります。

 「知りたい!」「やってみたい!」は、時として大人の思考の範囲を超えることもあるかもしれません。でも、何でもダメではなく、やらせてみることも大切だと思います。好奇心の芽を伸ばしてやることで、自主性にも繋がります。人間は、自分の好きなことはどんどん吸収しますよね。私も我が子を見ていて、「それが勉強に向いてくれたら」と何度思ったことか…。でも、無駄に見えるような好奇心でも、大人になると意外と無駄ではないと感じます。何かにとことん興味を持つことや、自分の体で何ができるか挑戦しようとする姿は、危なっかしいけど、たくましくもあります。心も体もやはり、たくましさが必要ですよね!

 さて、6月になって土の中からたくさんのカブトムシが出てきました。一年間で命の繋がりがはっきり分かる、カブトムシの飼育が私は大好きです。しかし、命あるものは尽きる時が必ず来ます。その命の尽きたカブトムシは、子ども達にとって、恰好の好奇心の的。たった一つの命であることも教えつつ、分解したらどうなっているのか…そんな好奇心の芽も摘まないように…。きっとそのとき見たモノ、感触、臭い…は一生、心に残るんじゃないかな…。

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